
liquor
浮島ブルーイング
島の素材を使ったオリジナル・クラフトビール
製造のストーリーと、ビールに込めた想い
国際通りから市場本通りを抜け、浮島通りと市場のちょうど境目に、浮島ブルーイングがあります。オーナーでありブルワーでもある由利さんは、まちづくりコンサルタントでもあります。自身も地域活性化を担う一人として、2018年にクラフトビールの製造を始めたそうです。

浮島ブルーイングのクラフトビールは、タンカンやカーブチーといった柑橘類の「皮」の部分や古代米など沖縄で生産された素材を取り入れた、ユニークでバリエーション豊かなラインナップ。素材選びには、由利さんがまちづくりの事業に関わってきたことがきっかけとなることも多いとか。地域の歴史や文化などのストーリーを感じさせるように作っているそうです。

例えば「久高島ヴァイツェン」は、沖縄の離島で“神の島”とも呼ばれる久高島で収穫された“ハダカムギ”を使用しています。「久高島では若い人が働ける場所がなく、高齢化が進んでいるという課題を抱えています。当社では久高島で生産されるハダカムギを買い取り、クラフトビールの製造を通して久高島に仕事を生み、若い人たちが島に戻ってくるきっかけを作りたいんです」と由利さんは話します。
【久高島ヴァイツェン】ABV:5% IBU:16 ※
※ABV=アルコール度数 IBU=苦味指数

「仲村渠ウィートX」というビールには、沖縄の稲作発祥地とも言われる南城市・仲村渠で生産された古代米の籾殻を使用し、稲作の文化と歴史を取り入れた商品作りを行っています。地域が抱える課題解決や歴史・文化を発信することでまちづくりの一端を担い、そのビールを飲むことが地域を応援にも繋がる。味を追求することはもちろん、クラフトビールの製造から生まれる循環を由利さんは期待しているそうです。ビールに込められたそれぞれの味とストーリーを、どうぞお楽しみください。
【仲村渠ウィートX】ABV:5.5% IBU:19 ※
※ABV=アルコール度数 IBU=苦味指数

浮島ブルーイング
〒900-0013 沖縄県那覇市牧志3丁目3−1 水上店舗第二街区3F
営業時間 17:00 - 23:00(ラストオーダー 22:00)
定休日:水曜
098-894-2636