現代の名工 城間栄順 紅型振袖

現代の名工、城間栄順氏による紅型の振袖です。今回沖縄LIFEに出展するにあたり、胴裏、仕立て代、消費税を含めて通常の本体価格で提供します

¥2,500,000〜(送料込・税込)

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  • 「紅型は琉球王朝時代、王族しか身に着けることのできない憧れの品だったそうです。廃藩置県が始まり、次第に需要が減り、更に第二次世界大戦が起こったことで、紅型版のほとんどが焼失。最大の危機が訪れました。」城間びんがた工房16代目の栄市さんの祖父は、紅型復興のため古典柄の復元に力を注ぎました。戦後の混乱の中、鉄砲の弾を糊袋の筒先に使用したり、レコードを糊ベラにしていたそうです。たくましい沖縄の職人の姿が目に浮かびます。

  • 「幼い頃から祖父や父が工房で紅型制作している姿を見ていました。」自然と紅型の道を志したという栄市さんが正式に工房に入ったのは20歳ごろ。制作は昔と変わらず手仕事で行っています。「デザインや色などは時代によって変化します。父は紅型を着物の世界に取り入れました、しかし、工法は先人から伝わる魂のようなもの。変えることなく受け継ぐことに価値があると考えています。」

  • 紅型は、図柄となる型を点で突いて掘ることで、線に特有のあたたかみが出るそう。島豆腐を乾燥させて作った「ルクジュー」という台座の上で彫ります。「島豆腐に変わる代替品はなく、これでなければ思い描くタッチが生まれないんです。」と楽しそうに語ります。他にも染色で使用する筆も、髪の毛を利用して自分たちで作っているのだとか。「昔と変わらない道具ですが、結局一番使いやすいんです。」

  • 染色の学びを深めるため、インドネシアのジャワ島に更紗の修行にも行ったという栄市さん。「祖父や父の話を聞くと、1世代で一つのことは成し遂げたいと考えています。祖父は紅型の復興を、父は紅型を着物の世界へと発展させました。私の仕事は、紅型を“仕事として”残すことだと考えています。」後世に伝えていくためにも、正しい作り方を伝承したいと話します。紅型の未来を考える栄市さんの作品づくりにこれからも目が離せません。

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この商品の生産者
城間びんがた工房
沖縄県那覇市

城間びんがた工房は紅型三宗家の一つ。琉球王朝時代から紅型を生業にしており、300年以上の歴史をもつ老舗です。伝統的な文様から、オリジナルの絵柄まで、幅広いデザインを展開しています。

城間びんがた工房は紅型三宗家の一つ。琉球王朝時代から紅型を生業にしており、300年以上の歴史をもつ老舗です。伝統的な文様から、オリジナルの絵柄まで、幅広いデザインを展開しています。

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